適性検査

東大附属【2021年度適性検査の内容分析】

東大附属の2021年度の適性検査は難易度が高かった前年の反動か、適性検査1も適性検査2も平易化された印象です。

そのため適性検査では点差が付きにくい印象で、例年以上に実技がキーになったかもしれません。

適性検査1

前年2020年度は論理性を問う問題の割合が多かったのですが、2021年度は従来型の国語・社会を中心とした読解力を問う問題が中心となりました。

以下、簡単にポイントをまとめます。

漢字はやはり10点分くらい出題される

純粋な漢字問題としては第1問の問5くらいですが、その他にも漢字で解答することを要求する問題が第1問の問1と問6、第2問の問3と問6で出題されています。

合計すると漢字に関連する配点は10点程度あるのではないでしょうか。漢字は毎年これくらい出題されています。

東大附属の漢字問題は日常でよく使われるような基礎的なものが出題されています。だからこそ取りこぼしはしたくないところです。

小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集

読解問題は平易

東大附属は東京大学の附属校だけあってその精神を受け継いでいるように感じます。基本的で本質的な問題が多い印象です。

読解問題は特にその傾向が強く、裏読みせず問題を素直に読めば解けるようになっています。

例えば第1問の問4において、「発出」と「発令」の意味の違いを問われていますが、それぞれの語句の意味を知らなくても前後の文脈から答えを導き出せるはずです。

国語は難易度の高いものより基礎的な読解問題に取り組むほうが東大附属対策としては効率的でしょう。

記述問題は鉄板

記述問題はほぼ毎年出題されています。2021年度は論述タイプの出題でした。文字量としてはここ最近の傾向通り200文字でした。

記述問題の出題傾向は下記の記事を参照ください。

東大附属の記述対策

必ず出題される資料読み解き問題

資料読み解き問題は毎年必ず大問1つ以上出題されています。配点が大きいので重点的に取り組みたい分野です。

また資料読み解き問題は計算が絡むことが多いので計算問題にも慣れが必要です。

資料読み解き問題は慣れれば得点源になります。差もつけやすいところです。

適性検査2

適性検査2は算数・理科を中心とした内容で思考力を問う問題が中心です。

一般常識×計算問題

第1問の問1と問3は各月の日数を知らないと解けない問題です。計算自体はとても平易ですが一般常識の有無で差がついてしまう問題でした。

割合問題

第1問の問4のような割合問題は頻出です。苦手とする人が多いようですが、必ず押さえておきたい分野です。

また割合問題は小数点の計算が絡むことが多くなります。基本的な計算を確実にミスなく解ける訓練は必須です。

私立受験だと難易度の高い計算問題も出題されますが、東附の場合はごくごく基本的な計算がほとんどです。東附は計算力ではなく論理力を重視しているためだと思います。

規則性を問う問題が増加傾向

ここ数年の傾向として理科の配分が減り算数問題、特に規則性を問う問題が増えているようです。世の中的にプログラミング的思考が重要視されてきているからでしょうか。

規則性を問う問題は決まった出題パターンというのがあまりなく、柔軟な思考力が問われます。

難易度は高いですが、得点差をつけやすいところなので重点的に取り組みたい分野です。

実技

実技は大2問出題されました。

第1問:論理性を問う問題

第1問はモノを作る問題ではなく、ロボットカーのプログラムを表したものとして正しいものを選ぶという論理性を問う問題でした。このような問題は2016年度以来です。

第2問:製作問題

指示に従って、厚紙を使って立体物を作る問題でした。製作問題は実技の中で一番多い出題パターンです。

実技の出題傾向は下記の記事を参照ください。
東大附属の実技の特徴と対策

まとめ

適性検査1は従来型の国語・社会を中心とした読解問題へ戻りましたが、全体的には前年同様に論理問題の比重が高い印象です。

2022年度においても同様の傾向が続くのではないでしょうか。「資料読み解き問題」、「規則性」は点差がつきやすいところで特に重点的にカバーしたい分野です。

資料読み解き問題や規則性は応用の範囲が広いので、数多くの演習問題をこなしてコツをつかむことが大事です。

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