中学受験において勉強に集中するために習い事はやめたほうがよいのか悩まれる親御さんも多いかと思います。
自分の子供だけでなく周囲の様子も見た上で感じたことですが、子供が好きでやっている習い事はできるだけ継続してやったほうがよいと私は思います。
習い事を継続する場合のメリットをお伝えします。またいつまで継続すべきかも考えてみたいと思います。
受験でも習い事を継続したほうがよい3つの理由
ストレス解消になる
難関中学を目指すようなお子さんだと小学校中学年くらいから1日3~5時間の勉強をするというお子さんも珍しくありません。
受験までの数年間の期間を毎日毎日長時間勉強するわけです。相当なストレスが溜まるはずです。受験直前になって燃え尽き症候群のようになってしまうお子さんも見かけます。
私の子供の周りの狭い範囲ですが、燃え尽き症候群になる子供は習い事をやめてしまっていることが多い印象です。
ストレスのはけ口がなかったのでしょう。小学校の子供が好きなことを我慢して勉強だけやるというのは無理があります。
好きな習い事であればストレスの解消になり、勉強のプラスになると考えてみてはいかがでしょうか。
集中力が増す
スポーツ系の習い事の場合、身体を動かすことで血流がよくなり、脳内からドーパミンが放出され、集中力や記憶力の向上につながることが期待されます。
実際、ジョギングなどで身体を動かした後に爽やかな気分になってやる気が出てきたという経験をしたことはないでしょうか?
スポーツ系ではない習い事でも、好きなことに集中することで脳がリセットされ、勉強も新たな気持ちで取り組めるようになります。
人間力が増す
最終的に子供が幸せになれるかどうかは人間力をどれだけ形成できるかに関わってきます。社会的な成功であっても学歴だけでなく人間力は必須です。
小学生の多感な黄金期を勉強だけに費やすのはもったいないことです。好きなことに夢中になったり、音楽・芸術・社会活動・旅行などの経験が子供の人間力を育みます。
習い事はあくまで人生経験の一部分に過ぎませんが、好きなことに継続的に取り組むことで向上心、諦めない力、他人との関係性など多様なことが身につきます。
いつまで習い事を継続すべきか?
私たちの家庭の場合、6年生の12月で習い事をいったん中断しました。
中断しない考え方もありましたが、受験まで残り1か月になり、習い事によるケガやインフルエンザ感染などの発生を考慮したためです。
基本的にはケガや病気といったことも考慮しつつ、受験ギリギリまでできるだけ習い事を継続するのがよいのかなと思います。